[kouryukan 132] 静寂 1999/6/22 杉山要 |
1999/06/22 6:15 Subject: [kouryukan 132] 静寂 梅雨に入り、いくら晴天率の高い村と言えども、何日か雨が降り続きました。しかし、毎年不思議に思うのですが、当地の雨の降り方には特徴があり、夜、それも未明から明け方に強く降り、朝になるとやんでしまうことが大変に多いのです。 いくら高地でも、この時期はそれなりに高温多湿になり、畑で働く人々もカッパを着ての作業。辛そうです。しかも、出荷されるはずのレタスは、畑に山積み状態。 当地よりも時期の早い産地が、春の低温で出荷が遅れ、そのあおりで廃棄になっているそうです。山では木を棄て、畑では野菜を棄てる。 なんとも悲しいことです。 千曲川源流の入り口、毛木場(もうきば)というところに公衆便所ができ。駐車場も整備されました。そこへ電気を供給するための伐開作業に行ったのですが、週末ここへ来る車の多さに驚きました。 間違いなく3ケタの台数でしょう。当然、駐車場では置ききれずに戻ってくるもの、道わきに駐車するもので、ごったがえしていました。 結局、整備すると来る人も増え、ゆっくりと環境が壊れていくのでしょう。駐車場にはすでにゴミためのようなものができていました。 村は知っているのでしょうか? 山では今、ウツギ類の花がきれいです。林床のベニバナイチヤクソウも見頃です。鳥たちも次々と一回目の子育てを終え、巣立ち雛の声があちこちから聞こえてきます。一昨年、昨年と大量発生したカラマツの害虫、マツノクロホシハバチの成虫もだいぶ飛びはじめています。 |